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PATEK PHILIPPE

男には受け継ぐべき時計がある

永久カレンダー搭載クロノグラフ:Ref.5270

12時位置に曜日と月、6時位置に日付とムーンフェイズ、
3時位置にクロノグラフの積算計、9時位置にスモールセコンドを
配置した機能的で調和の取れたデザインは、パテック フィリップが1940~50 年代に確立し、この種の複雑時計の古典になっている。
現行品のRef.5270は、伝統的なスタイルを守りながら、
自社開発の最新ムーブメントを搭載し、格段に進化を遂げている。
手巻き。18Kローズゴールド。ケース径41㎜。1847万円(税抜き)

「一生もの」を超えて未来にも真価を発揮する時計

時を知るだけなら、時計はもはや以前ほど必要でなくなったかもしれない。しかし、時計には単なる道具を超える価値があることを多くの人は知っている。
今持つべき時計とは、豊かな過去に根差し、未来へと時をつなぐような時計ではないだろうか。

時計は、誰にとっても、まず第一に時刻を知るための道具である。
しかし、時計に対する考え方となると、人によってさまざまだ。たとえば、新作を次々に手に入れて着け替えを楽しむ人にとっては、時計は一種のファッション・アイテムだろう。その一方で、愛着をもって長く使うことに価値を見出す人も少なくない。
愛好家にとっての時計は、もはや自分の一部である。そこにパーソナルな時がタイムラインとして刻まれ、大げさに言えば、生きた証が宿ると考えられているのだ。したがって、使い込むほどに他のものでは代えがたい自分だけの時計としての価値が増してゆくのである。
「時計は一生もの」とよく言われるが、実際に機械式時計の場合、適切なメンテナンスを施せば、文字通り一生使えるだけでなく、一生を超えて先々までも使え、子々孫々に残すことも不可能ではない。男なら、そんな次世代に受け渡すにふさわしい時計を持ちたいものである。 機械式時計には、未来の時さえ内蔵する時計がある。伝統的に「永久カレンダー」と呼ばれる機構を搭載した複雑時計だ。永久カレンダーは、精巧な機械的プログラムが暦の各月の日数や閏年を計算し、自動的に修正してカレンダーを正しく表示する仕組みである。一般的な永久カレンダーの場合、時計が動き続ける限り、西暦2100年の2月末日まで人為的な修正は不要だ。まさしく「永久」に時を正確に告げるイメージである。 スイス高級時計の最高峰に位置づけられる老舗時計メーカー、パテック フィリップの代表作の一つも、この永久カレンダーを搭載する複雑時計である。
とりわけクロノグラフと組み合わせた一段と高度なモデルは、古くから時計愛好家の間で絶賛される傑作だ。1秒の数分の1というまさにミクロの時を切り取って記録するクロノグラフ機能、もう一方は、果てしなく長いスパンの時の流れを司る永久カレンダー機能。
これら両極に位置する二つの時がここに融合されているのである。瞬間と永遠をこれほど機械で巧妙に表現できるのは、永久カレンダー・クロノグラフ以外にないのである。

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