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天空の森

Tenku no mori

天空に浮かぶ、自分だけの王国。 

日常の喧騒から離れて、自然の中の離宮に身を隠す。 
そう、ここは誰からも邪魔されることのない、 
安らぎと癒しを与えてくれる、秘密の王国なのだ。 

東京ドーム13個分(18万坪)という広大な敷地に宿泊専用のヴィラが3棟、日帰り専用のヴィラが2棟だけで構成される、唯一無二のプライベートリゾートが南きりしま温泉にある。 
全棟が離れとなっていて、ゲスト同士が顔を合わせることなく自由気ままに過ごせる究極の開放感が最大の特徴。緑豊かな丘陵地の頂上にあるヴィラでは、雄大な霧島連山を眺めながら露天風呂を24時間愉しめる。あたかも無人島にいるかように、一日中裸のままで過ごしてもここでは構わない。 
バギーによるリバー・クルーズ、段々畑でのピクニックランチ、屋外スパなど、コンシェルジュやバトラーに要望すればいつでも快くアレンジしてもらえる。そう、ここでは王国の君主になって、何でも願い事が叶うのだ。訪れる誰もが『天空の森』のホスピタリティはフレキシビリティであると実感するまでに、そう時間は要さないだろう。 
あらかじめ用意されたアクティビティを享受するのではなく、自分が感じたままに過ごす時間のなんと贅沢なことか。自然と向き合い、五感で戯れているうちに、いつしか清廉な魂を取り戻していることに気がつくはず。それを知り得る賢王のみが、この王国に最も相応しいゲストとして迎え入れられる。 

Villa

東京ドーム13個分の敷地に
宿泊専用ヴィラがわずか3棟という
極めつけの贅沢な空間 

生まれたままの姿がドレスコード。 
ためらいも恥じらいも、この王国とは無縁

 

天空   183.06㎡ 

「天空」は敷地内で最も広いスペースを有する宿泊専用のヴィラだ。山頂付近にあり、まさに大空に浮かぶ離宮のよう。ベッドルーム棟とリビングルーム棟で構成され、長く続くウッドデッキには、壮大な風景が一望できる露天風呂が設えられている。『天空の森』の部屋の造りは、「部屋の中のすべての機能性を外に出してみる」というコンセプトに基づき、壁を取り払ってインテリアとエクステリアの境目をなくしている。それによってもたらされた開放感を、心ゆくまで味わって欲しい。宿泊料金は1泊25万円から。吹き抜ける風と無垢材の香りに包まれて、いつしか時間が経つのを忘れてしまうに違いない。 

”ドレスコードは裸”というオーナー・田島氏の意向で、「裸でゴロゴロすれば水気や汚れを吸い取ってくれるから」と、ベッドカバーはタオル地で特注している。 
茜さす丘   160.32㎡ 

その名の示す通り、夕日が最も美しく差し込むように造られた宿泊専用のヴィラ。「天空」同様、ベッドルーム棟とリビングルーム棟で構成される。ひょうたん型の露天風呂からは霧島連山を一望でき、奥に設えた宙に浮かぶように張り出されたウッドデッキからは、眼下に段々畑の田園風景が広がる。もし、邪馬台国が九州に存在したならば、きっと卑弥呼も同じように下界を睥睨していたかもしれない。そんな歴史ロマンに想いを馳せてみるのもいいだろう。森の中から引いている源泉は炭酸水素塩温泉。ここから満天の星空を独り占めもできる。宿泊料金は1泊20万円より。至福の時を心に刻みたい。 

リビングにある好みのソファで本を読むもよし、ボリュームを上げて音楽に浸るのもいい。気分に合わせて、至るところにお気に入りの場所が発見できるはず。 

日常の常識から離れることで
忘れかけていた感受性との
再開が果たせる

王国のテラスは、魂を霧島連山へと誘うカタパルト 

霖雨の森    74.30㎡ 

広大な芝生の庭を持つ他の2棟と異なり、生い茂った広葉樹林に包まれた、静かに過ごせるコンパクトな設計のヴィラ。何日も降り続く長雨を意味する『霖雨(りんう)』と名付けたのは、オーナーが熱帯雨林の霧の中で雨に濡れる髪の長い女性をイメージしたからだ。屋外にシャワーブースを設え、裸のまま森の中で雨を浴びるような開放的な体験が可能。ベッドルーム棟、リビングルーム棟、露天風呂を直線上に配置。ドレッシングルームにある大きな鏡の背景には緑が映り込み、まるで森の中にいるような錯覚を覚えるだろう。宿泊料金は1泊15万円から。戸を閉めれば、シャワーブースは、岩盤浴としても利用可能だ。

 

「天空」、「茜さす丘」とは違い、木立による一種の”囲まれ感”が、安心感と落ち着きを与えてくれる。テラスでは、ワインを楽しんだり、エステなどもここで受けられる。 

Dining

好きな場所で好きなように
食すのが王国の流儀。 

 

栽培中の野菜のつまみ食いも一興。
ピクニックランチは段々畑の真ん中で。 

バトラーに頼みさえすれば、いかなる場所でもテーブルをセッティングしてもらえるのが、天空流のダイニング。
「食べ物は、自分に宿る神様への捧げ物です。神様に捧げる、喜ばせるとするならば、その大地が作り上げた一番いいものを差し上げますよね」と語るのがオーナーの田島氏。『天空の森』で供される食材のほとんどが、敷地内の畑で収穫された農作物であったり、大切に飼育されている烏骨鶏や薩摩地鶏だ。
「神様がこの大地に降りてくるときに、鶏が最初に降りてきた、その印が鳥居だという神話もあります。鶏が大切にされてきたからこそ薩摩鶏という日本の名鶏が育ったという、そんな宗教的な背景もこの地にはあるのです」 

ピクニックランチであっても手抜かりはない。彩りも鮮やかな品々が並ぶ。季節の空気を肌で感じ、段々畑の香りに囲まれながら食す。 

敷地内で採れた食材を使用する、地産地消への飽くなきこだわり。 

薩摩地鶏が『天空の森』自慢のメイン料理。ローストして一羽丸ごと提供したり、5種の薬味で食すタタキや、花良治胡椒を添えた焼き鳥が定番。
シンプルながら季節によって様々な食材が並ぶ和朝食。
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ガレットには敷地内で搾油された自家製のごま油が使われ、香ばしさが広がる。パンやジャム、デザート類も、ここではすべて自家製で賄う。
驚くのが、新芽のサラダ。野菜は大きく育ててから食べるという常識を覆し、旬に芽生えた摘みたての新芽を食すことこそ最大の贅沢であり、大地そのものの味わいとするポリシーなのだ。
敷地内の畑や菜園では30種類以上の野菜を育てている。葉に虫食い跡があるのは、完全なる無農薬の証拠。オーナー自身がそれぞれの野菜の旬を、香りで嗅ぎ分け、目で見極めて提供するという徹底ぶりである。 

Play in the Landscape 

時には童心に戻り、 
心ゆくまで緑豊かな自然と戯れる。 

人間性を回復してくれるアクティビティの数々。 

大空と大宇宙と大地がつながる王国の頂上。 

『天空の森』の丘の頂上に毅然として立ち聳える1本の椎の大木。この大空と大宇宙と大地がつながる場所を訪れると、誰しもがそこからであればどこまでも飛んで行けるというような錯覚に陥る。まるで天下を取ったような、実に爽快な気分になれるはず。
”人はなぜ高いところに登るのか、高いところから見渡すのか‥‥”。
昔の人からすれば、そこは敵が攻めてこない安全無二の場所だからである。洋の東西を問わず、英雄たちがこぞって丘の上に城を構えたのも、「今日という一日を睥睨する」ことで自分が生きていることを確信して安堵し、民の安寧を祈願したからに違いない。

バトラーにディスティネーションランチのセッテイングを頼み、ブランコを漕いでしばし童心に戻るのもよし。遥か遠くの夕日を眺めながらワイン片手に感傷に耽るのも、またよし。満天の星空の中に流れ星を探しつつ、ふたりで愛を語り合うのも悪くない。
広大な敷地内にある池で水鳥と戯れたり、鶏舎を覗いたりするのも心癒される時間。この王国のアクティビティは、知らず知らずのうちに人間性を回復してくれる。 

池のほとりでしばし水鳥に癒される。 

敷地内の一角に芝生で囲まれた小さな池が。誰でも自由に使える餌箱が備えられた池のほとりでは、人懐っこいアヒル達が寄ってくる。われ先にと餌をねだる姿には、癒されてしまうこと請け合いだ。ふと「このアヒル達は魔法にかけられた王子様なのでは?」などという子供じみた妄想が湧いてしまうかもしれない。 

気の赴くままに時間と食事楽しむ 

チェックインをしたら、腕時計を外して過ごしたい。時間に囚われることなく、体と気分に正直になれるはず。もし早くに目覚めてしまったら、敷地内で丹念に育てられている畑の作物を愛でながらの散歩はいかがだろう。頼めば、お気に入りの景色を背景にブランチを楽しむこともできる。明日はどこにしようか迷うこと受け合いだ。 

Playing in the River 

自らの楽しみを見つける喜び
川遊びに興じても釣った魚を食べてもいい。 

望みさえすれば、川の中で宴会もできる。 

敷地内を流れる天降川支流の浅瀬では、ゲストの無理難題な要望を悉く叶えてくれる。専用バギーでの川下り、裸足を川面に浸しながらのデスティネーション・ディナーやパーティ。釣りがしたいとなれば、道具も一式レンタル可能だ。その気になれば、裸になって泳ぐことも‥‥。川の中央に椅子を置いて目を瞑れば、せせらぎの心地よい音にきっと癒されるに違いない。森と風と水が三位一体となって繰り出す天空のハーモニーに聴き入って欲しい。 

◇特別インタビュー 

未完成とは無限の可能性があること。
『天空の森』はさらに進化を続けています。 

『天空の森』オーナー :田島健夫 
1945年、  妙見温泉の湯治旅館に生まれる。東洋大学卒業後、銀行員を経て、’70年に『忘れの里 雅叙園』を創業。’04年に『天空の森』をオープンし、現在に至る。

ーー『天空の森』を創業された経緯についてお話しいただけますか? 

私が最初に創ったのは『忘れの里 雅叙苑』でした。茅葺の古民家を移築し、露天風呂を各室に備えるスタイル。これは当時オンリーワンのものでしたが、その後、日本の至る所でコピーされるようになり、人が絶対に真似できないものを創造しようと考えたのが”王国を創る”ことでした。国には文化が必要ですから、そう簡単にはコピーされないだろうと。それが『天空の森』の原点です。 

ーーかなりのご苦労があったと思いますが? 

土地を探すだけで7〜8年もの歳月を費やし、空港に近いことや温泉があることから買収を決めました。当時は100人くらいの地権者をひとりひとり説得して回りました。 ともとここは竹山だったので、最初は来る日も来る日も竹の伐採 追われていましたね。これだけ毎日竹を切っているんだから、かぐや姫くらい現れたっていいだろうって愚痴をこぼしながら(笑)。 

ーー開業するにあたってのコンセプトやテーマは、どのようなものだったのでしょうか? 

王国ですから天下を見渡せる眺めに浸れる場所にあって、そこでゲストのあらゆる夢を叶えること。例えば『天空の森』のドレスコードは裸。つまり、ゲストの社会的立場や役割など、外的な装飾を外して過ごしましょうという提案です。ここでは人から覗かれることを気にする必要性がまったく無いからです。そして好きなように自然と戯れ、地の美味しいものを召し上がり、星を眺めてぐっすりと休んで英気を養っていただく。人間性を回復する舞台はすべてご用意しようと決めました。 

ーー今後の『天空の森』の目指す方向は?

『天空の森』のゲストはビジネスで成功されている方が多いんです。でも、お金も地位も名誉もお持ちの方々が「夢が持てなくなった」と、心の虚しさを埋めるために、こちらへいらっしゃるんですね。あるゲストの方から「未完成なところがここの魅力だ」と言われたことがあります。未完成とは無限の可能性、もっと伸びしろがあるってことなんです。豊かさとは決して“豪華である”こととイコールではありません。
私の持論である「リゾートとは人間性回復産業である」を信条としつつ、『天空の森』は今も明日も進化を続けています。 

INFOMATION
天空の森
TEL:+81(0)995760777

ルレ・エ・シャトー日本語センター
TEL:0800-888-3326
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