The Brando
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タヒチの大海原に落とされた1粒の宝石
マーロン・ブランドが愛した楽園

「世界のベストリゾート」第1位に輝き続ける
リゾートジャンキーが最後にたどり着くユートピア

国際空港であるタヒチ島から北へ約50㎞。専用ジェット機に乗り込み約20分、島全体が一つのリゾートである、「ザ・ブランド」に到着する。

ここは、12の小島からなるテティアロア環礁に位置し、かつて王族の避暑地とされ、後に往年のハリウッドスター、マーロン・ブランド氏が彼のサンクチュアリとして所有していたことで知られている。

ブランド氏がはじめてここを訪れたのは、映画『戦艦バウンティ』の撮影時であったという。島の美しさ、生き物の多様性、不思議な再生力に心打たれた彼は、1967年にこの環礁をまるごと購入。テティアロアの自然を守るため、自分の意にそぐわない映画にも出演をしたというエピソードも残っているほど、この島に精魂を傾けていたらしい。

かつてテティアロア島には、ブランド氏が手掛けた「ホテル・テティアロア」があったが彼の没後にクローズ。

しかし、生前より「テティアロアは、タヒチ島民のために彼らのルーツを含む歴史を思い起こさせる場にしておきたい」と自然環境を維持する大切さを語っていた彼の志を継いで、2014年に「ザ・ブランド」という全く新たなリゾートとして生まれ変わった。ここはフレンチポリネシア様式の伝統と文化を継承し、環境保全を最優先とした究極のプライベートアイランドリゾートなのだ。ブランド氏が生涯愛し抜き、情熱を注いだこの地に来れば、誰もがきっと彼の気持ちとシンクロするだろう。

PJでPrivate Islandへ。セレブが隠れ家にする理由

もちろんエコ一辺倒ではなくラグジュアリーなおもてなしを極めている。プライベートジェットで島に到着すると、まずはタヒチアンダンスの歓迎を受け、圧倒的な自然の中に存在するリゾートを案内されると、この島でとれたハチミツを使ったマカロンとルイナールのシャンパンが客室に用意されている。滞在中の細かいケアは全て専属のバトラーが担当するため、島内でのアレンジは何でも頼むことができる。

そして、島が丸ごとリゾートでありながら、客室数は35棟のヴィラのみというリュクスなつくり。エグゼクティブなゲストが多いため、何よりもプライバシーと居心地の良さを重視しているためである。
リゾートに1室のみの3ベッドルームヴィラは246平米、プライベートプールと広々としたデッキを備え、家族で長期休暇に来るゲストも多い。
旅行雑誌「Conde Nast Traveler」の読者投票や、数々のアワードで1位に輝き続ける実力を、リピーター客の多さが証明している。

タヒチ本島から、テティアロア島までは専用のジェットで20分。
ジェットを下りれば、目の前にザ・ブランドが現れる。ブランドへ行くにはこの方法しかなく、まさに限られた人だけが、たどり着く楽園なのだ。ジェットは貸し切りも可能。

「Bird Nest」で自然に還るひととき 

ミキミキの木の枝で編んだ鳥の巣のような斬新な外観の建物は「ヴァルア・ポリネシアン・スパ」。ここでは「タフア」と呼ばれる施術者が手と肘を使って行う、指圧やカイロプラクティックの要素も持ち合わせたタヒチの伝統療法「タウルミ」が受けられる。ポリネシアの風を感じながら至極の時間を。

[The Brandだけの美食体験]
Dining Experience

Private Motu Lunch

リゾートに迎えにくるのは1台のクルーザー。透明に輝く海を10分ほど走ると、見えてくるのは無人島だ。誰の足跡もない島、コバルトブルーの美しいラグーンの中に準備されたテーブルとビーチパラソルは2人だけの特別なレストランになる。ラグーンでは足を海に浸して、格別なランチを愉しもう。限りなく透明な海に、色鮮やかな魚たちが足元で戯れる様を見ていると、この地が手つかずの自然という事を実感する。ランチの後はのんびり昼寝や木陰で読書を。ここでは時間に追われることなく好きなだけ羽を伸ばしていいのだ。

Beach Breakfast

リゾートの大きな楽しみとなる朝食。たまにはゆっくり寝坊して、大切な人とバスローブのままで朝食を頂こう。心地よい風と鳥のさえずりで目が覚めたら、ルームサービスのオーダーを。お薦めはスムージーや新鮮なサラダに、オリジナルのアサイーボールだ。スーパーフードやナッツ、ドライフルーツをミックスしており、人気が高い。
もちろん全てがオーガニックフードである。バトラーが朝食を運びにきたら、自分だけのお気に入りスポットにセッティングしてもらい、贅沢な朝食を愉しもう。

BBQ Party

サンセットタイムにプライベートビーチでBBQディナーはいかがだろうか。刻々と赤く色づく空を感じながら、本格的なディナーを愉しむことができる。部屋のプライベートビーチに、テーブルとBBQのグリルが用意され、新鮮な魚介や野菜を、専任のシェフが絶妙の焼き加減で調理してくれる。
そして1時間もすると、日は暮れ、ビーチには満点の星空が瞬き始める。涼しい風がヤシの木をすり抜けるビーチ、優しい波の音を聴きながら、ワインを嗜む・・・この上なく幸せな時間が過ごせるだろう。

Les Mutine

リゾートのファインダイニングである「レ・ミュティネ」。パリのミシュラン2つ星レストラン・グランヴェフールのシェフであるギー・マルタン氏がプロデュースしている。店内はサスティナブルでありながら、海をテーマにしたモダンな内装、貴重なワインが並ぶ自慢のワインセラー、カトラリーの一つでさえも洗練されている。
一口サイズの繊細なアミューズから始まり、一皿ごとにプレゼンテーションに富んだ上品なコース料理が並ぶ。あまりのクオリティの高さにここが南の島だということをつい忘れてしまうほどだ。

稀代の楽園 プライベートアイランド だから叶う奇跡の海

ボートが浮かんでいるように見えるほど、透明なラグーン。浅瀬でパドルボートを愉しめば、足元によってくる魚たちを肉眼で見ることができる。

滞在中にぜひ参加したいアクティビティーツアーが「テティアロア・アルティメットツアー」。アジサシのサンクチュアリや古代の祭壇マラエ、赤ちゃんサメが集まる海域へのシュノーケリングなど、環礁内の島々をボートで巡り、手つかずの自然と豊かな文化が体感できる。ツアーを通して、この環境を守るスタッフ達の熱意を感じ、楽園の絶景がさらに心に響いてくるだろう。

その他にも、ホエールウォッチング、バードウォッチング、深海フィッシングなど、1週間でも足りないほどのアクティビティがある。自然の生み出す、奇跡の光景を毎日のように見ることができるのだ。
海に出ずとも、砂浜で自然に抱かれながら、心ゆくまで海と空を眺め、大地が生み出す食材を嗜むのもいいだろう。

この時だけは忙しい日常を忘れ、テティアロア島の雄大な自然の中で、心も身体もゆったりと過ごすことができるはずだ。一歩島に足を踏み入れると、そこはまさに日常とは別世界の景色、奇跡のような自然が溢れている島、それがここ「テティアロア島」なのである。数あるタヒチの島々の中でも王族がこの島を選んだ理由、マーロン・ブランドの愛してやまないプライべートアイランドであった理由がきっと分かるだろう。

サスティナブルリゾートの最前線
これからのリゾートの在り方

ザ・ブランドは美しく雄大な自然と、豊かな文化を未来に繋ぐために類まれなる努力を重ねている。島内で使用するエネルギーは、石油や石炭などの従来の石化エネルギーの利用を最小限にとどめ、太陽エネルギーやココナツッツオイルによる再生可能エネルギーが中心だ。更に独自で開発した海洋深層水を使った冷却システムを採用し、自然ガスの使用は調理のみに限り、CO2排出を抑えるため、島内は電気自動車を導入。二酸化炭素の排出ゼロで運営する世界初の「ゼロ・エネルギー使用」リゾートとなった。各ヴィラには人数分の自転車も用意されており、ゲストも環境保全のアシストができる。

またリゾート内のエコステーションでは、世界各地からの科学者を招聘し、テティアロア島やその他熱帯の島々の環境保全をテーマに日々科学調査を行っており、ゲストとの意見交換や環境保護施設を見て回る見学ツアーも実施されている。これは、マーロン・ブランド氏が生前「環境保護について学ぶ大学を設立したい」と語った夢を引き継いだものだ。ウミガメ、サメ、ヤシ蟹などの多種多様な生物を、海亀クリニック、海洋文化センターなどのプロジェクトで保護もしている。

更に砂と珊環礁の土壌から成る島にはオーガニックファームが設けられ、ゲストはそこで作られた自然の恵みを享受できる。水は島内で再生した浄水、肥料も有機コンポジットを使用。その成果が認められ、米国の環境評議会によるLEED認証の最高位のプラチナを獲得した。

多々の努力の成果が、この島で希少な生物たちが生きているという結果をもたらしているのだ。サスティナブルであること、自然を残し、文化を繋ぐという理念が数多くのエグゼクティの共感をよび、この地で自分の余暇を過ごしたいという気持ちにさせているに違いないだろう。

Organic Garden・Beekeeping

海と島の自然環境の恩恵を受けているポリネシアには、工業型の農園や漁場などは存在しない。リゾート内のオーガニックガーデンでは、様々なフルーツや野菜を自家栽培している。砂糖を極力使わないように、養蜂場までも備えている。採れたての食材はシェフの手によって美しい料理へと姿を変え、ゲストの元へ届けられるのだ。

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TEL:+(689) 40 603 170
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