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マハリ・ムズリ

Mahali Mzuri

ありのままが心を満たす
グランピングリゾートの真骨頂へ

マサイ・マラ北部にあるマハリ・ムズリは12棟しかないテントで暮らすラグジュアリー・キャンプだ。実業家サー・リチャード・ブランソン氏が愛した地で、マサイ族と触れ合うテントライフを体験したい。

マハリ・ムズリ |マサイマラ国立保護区 ケニア

ケニアとタンザニア国境近くに位置実はこのマハリ・する野生動物の宝庫、マサイ・マラ。その北部、標高1700mの高地にあるのがオラレ・モトロギ保護区だ。ここは最大100万頭のヌーが毎年1600kmにも及ぶ壮大な大移動を行うことで知られている。夏になるとタンザニアのセレンゲティからケニアに向かって大移動を開始し、命がけでマラ川を渡ってマサイマラへと辿り着く。そんなマサイマラで米誌「Travel」で2021年世界1となったリゾートが存在する。それがマハリ・ムズリである。オラレ・モトロギの起伏に富んだ平原を見下ろす絶好のロケーションに棟のテントが立ち並び、その敷地内を多くの野生動物が自由に行き来している。ムズリは実業家としても冒険家としても知られるサー・リチャード・ブランソン氏が手がけた理想郷なのだ。彼は成功に富んだ実業家人生と並行して常にアフリカを愛し、何度もケニアを訪れるうちマハリ・ムズリの建設計画を思いついた。まず2007年に最初の基礎が築かれ、同年月には土地に繁栄をもたらした功績により、マサイ族から長老に選ばれる。また、マサイマラの生態系が深刻な危機に面していることも認識しており、地域社会と野生動物、両方の利益を共に保護するため、同地域への投資を開始した。そのプロジェクトの中心となったのがラグジュアリー・キャンプ、マハリ・ムズリなのだ。

大地に抱かれる12棟限定のテント

近年、ラグジュアリーリゾート業界でもグランピングを取り入れた体験型リゾートが人気だが、マハリ・ムズリはアフリカのみならず、世界の頂点に君臨した。非日常を不便なく体験したいエグゼクティブ達にとって、ここは彼らが長年求めて来たユートピアなのではないだろうか。マハリ・ムズリでのテントライフでは非現実な事が当たり前である。

目の前をゾウやキリン、ヌウの群が通過したり、鳥の囀りで目を覚ましたり童話の世界で暮らしているような気分になる。部屋から一歩出れば猛獣達が住み着くサバンナにも関わらず、ここまで安心できるのはスタッフがゲストのために施すホスピタリティに違いないだろう。このリゾートではゲストのためにマサイ戦士達が日中はもちろん夜通しテントを見張り、猛獣達が近づかないかないよう見張り続ける。

徹底された管理の元だからこそ出来る素晴らしい体験なのだと、改めて理解する。造りはテントであるにも関わらず、リラックス出来るよう都会ホテル同等の設備が用意されている。空調設備は整いベットはキングサイズ、バスルームから広大なサバンナを眺めながらバスソルトで癒される、そんな事だってここなら叶う。出来るよう都会ホテル同等の設備が用意されている。

空調設備は整いベットはキングサイズ、バスルームから広大なサバンナを眺めながらバスソルトで癒される、そんな事だってここなら叶う。僅か全室のテントは全室スイートタイプである。それは世界中を旅し、アフリカを愛した冒険家サー・リチャード・ブランソン氏が実現したかったラグジュュアリーの世界観そのもの中から1に選ばれ、多くのエグゼクティブ達の価値観を変えた。マハリ・ムズリで本来のラグジュアリーを知り、今までの価値観を覆す、そんな体験していただきたい。

アフリカの景観に溶け込むよう華美な色彩を排除し、アースカラーを基調としたインテリアはとても落ち着く空間。本革製のロングソファやオットマン付きの1人掛けソファなど、
英国調家具もくつろぎ空間を上手に演出。
ラタン家具が置かれたプライベートデッキでティータイム。優雅に嗜んでいると遠くを走る
ヒョウが見えるそんな偶然も楽しみたい。
各テントは、屋内のどの位置からもサファリが観察できる設計になっている。猫足のバスタブでゆったりとバスタイムを楽しんでいる時でさえ、動物たちが敷地内で戯れているのを目撃することができるのだ。

部屋に置かれているマハリムズリ限定のガーコ。ユーモラスあふれるキャラクターがゲストに人気で、お土産に買って帰る人も多い。

メインテントから降ったところに位置するのはアフリカと一体化できるような、
12mのインフィニティプール。日暮れの紅色に染まり行く頃、丘に落ちてゆく太陽を見ながら黄昏れてはいかがか。
敷地内を野生動物たちが自由に行き来する光景は驚きのひとこと。そんな光景こそ、自然との共存を目指したサー・リチャード・ブランソン氏が愛する大いなるアフリカの姿なのだ。

特別な日常を彩るダイニング体験

アフリカ料理と言われると勝手にワイルドな料理を想像してしまう。ここはサバンナのど真ん中と言え、世界が認めたトップリゾートである、そんな心配は無用だ。ホテルが丘の高くに位置しているため、レストランからも広大な絶景を見下ろせる。専属シェフは、ケニアやタンザニアといったローカル・キュイジーヌのみならず、世界中様々な文化や料理、スパイスなどの影響を受け、新しいアフリカ料理を創造する。

想像していたアフリカ料理とは真逆でコースやアラカルトを自分の好みで楽しめる。谷から流れる風を感じ、デッキでスイーツや紅茶を楽しむのも旅慣れた者の選択肢だろう。広大なサバンナを活用しゲストに驚きを与える特別な食事体験が数多く存在する。朝からのゲームドライブの途中でランチを堪能したいのであればピクニックランチをおすすめしたい。数多くの野生動物の真ん中にテーブルやチェアーを用意しサンドウィッチやコーヒーを楽しむことができる。ふとした瞬間に行列をなしたヌー達が走り出す姿は圧巻の一言である。夜が暮れて行き、オレンジ色の空と黒のシルエットで彩られた世界は絵画のようだ。色付くサバンナの中でキャンドルに灯火を付ければそこには人だけのテーブルが用意されている。ここには何もない、ただ遠方から聞こえるライオンの遠吠と、虫達の鳴き声。まさにライオンキングで夢憧れた世界の中心で唯一無二の体験を心ゆくままに感じてほしい。

スワヒリ語で「美しい場所」を意味するマハリムズリでのダイニング体験はまさに美しいのひとこと。熟練のシェフによる洗練されたパン・アフリカン料理は、旅慣れたゲストたちの目も舌も喜ばせてくれる。極上の素材とさまざまなスパイスを駆使し、プレゼンテーションも現代的。ワインリストも充実しており、アフリカ産はもちろんのことシャンパーニュや世界の銘醸ワインを幅広く取り揃えている。

アフリカの中心部にいながらも、特別なルートで運ばれてくる新鮮なシーフードはまた格別。都会のレストランで味わう美味と寸分違わない満足感を与えてくれる。

中は肌を焼くような日差しでも、気温差の激しいアフリカの夜は寒い。そんな時火の灯るデッキでくつろぐひと時は1日の疲れを癒してくれる。ゆったりとソファに身をゆだねて食後酒やワインを味わい、日中のサファリ体験を語り合う。アフリカの1日を締めくくるのはそんな会話がふさわしい。

中は肌を焼くような日差しでも、気温差の激しいアフリカの夜は寒い。そんな時火の灯るデッキでくつろぐひと時は1日の疲れを癒してくれる。ゆったりとソファに身をゆだねて食後酒やワインを味わい、日中のサファリ体験を語り合う。アフリカの1日を締めくくるのはそんな会話がふさわしい。

Buffet Breakfast

マハリ・ムズリの1日は焼きたてのパンとペイストリーから始まる。シリアルやミューズリー、ヨーグルトといったヘルシーフードから、チーズ、ハム、フルーツなどのコンチネンタルブッフェ、さらには朝の定番オムレツなど、オーダーメイド可能な温かい料理まで幅広いメニューがゲストを出迎える。充実した朝食はこれから始まるゲームドライブへの優雅なる前奏曲だ。

Picnic Lunch

早朝からゲームドライブし、ランチはお待ちかねはピクニックランチだ。終始行動を共にしていたガイド兼ドライバーが、今度はピクニックランチのウェイターをも担当してくれる。バスケットに詰め込まれているのはサンドイッチやフルーツ、さまざまなスイーツなど。冷たいワインで喉の渇きを潤し午後のゲームドライブに備えたい。

Sunset cocktail

アフリカで最も優雅かつ美しい時間といえば夕暮れ時、サンセット・タイム。ディナー前に楽しむ食前酒はアフリカではサンダウナーと呼ばれ、1日の間で最も重要かつ楽しみなひとときだ。アウトドアに設置した専用テーブルで味わうならば、サンセットをテーマにしたカクテルもいいし、華やかに過ごすならシャンパンを一本抜栓し、ゆっくりと味わうのもいいだろう

Dinner in Bush

冒険の1日をしめくくるにはマサイ族のガイドと共にブッシュに出かけ、大自然のど真ん中でディナー・イン・ブッシュがいいだろう。陽が落ちると共に徐々に暗くなる茂みの中では、都会では見られない満天の星空を見上げる。冒険のメモリーを振り返り余韻に浸りながらワインとコース料理を心おきなく楽しんでほしい

Romantic dinner

ブッシュのど真ん中でのディナーもいいが、日中のゲームドライブで疲れている時、またはドレスアップしてディナーに臨みたい時は、敷地内にテーブルを設置して、その周囲にたくさんのキャンドルライトを灯したロマンティック・ディナーがいいだろう。メインテントからも近い事から料理も出来立て熱々が運ばれてくるので、外に居ながらも、まるでレストランで過ごしているかのよう。

偉大なる野生に紛れる、遭遇と出逢いの喜び

冒険家サー・リチャード・ブランソン氏がゲストに味わって欲しいのはキャンプでの快適な滞在だけではない。実際にサファリに出て、真のアフリカの姿を体験することが、最もゲストに伝えたいことだ。朝夕日回行われるゲームドライブではオラレ・モトロギの手付かずの大自然と雄大かつ厳しい野生動物たちの生態を間近に見られるまたとない機会だ。

さらに稀有なるアフリカ体験を望むなら、夜のゲームドライブも体験してみたい。ツチブタやハチアナグマなど、日中は見ることができない夜行性物の生態を目撃できたなら、時間つねに活動を続けるアフリカの雄大さがさらに実感できるはずだ。ランチ付きのワンデイツアーに出かければ、自然保護区内を自由に移動しながら野生動物を探すことができ、真の意味でのサファリ体験ができるし、希望次第でさらに足を伸ばしてマサイ・マラへのワンデイトリップもオーガナイズしてくれる。誇り高きマサイ族とのふれあいは、きっと生涯忘れられないアフリカ体験を、心の奥底に刻み込んでくれることだろう。

マサイ族の村を訪れるマサイ・コミュニティ・ツアーでは実際にマサイ文化を体験をすることができる。プリミティブな生活を愛するマサイ族の村では、実際に家庭を訪ねて牛や羊の搾乳、料理や生活に最も重要な火おこしも共に体験できる。

アフリカの広い水平線をバックに、キリンと一緒に草を食むオスのインパラに遭遇。異なる草食動物たちが、争いもせずともにアフリカの大草原を共に歩む姿には畏敬の念を感じざるを得ない。大いなるアフリカへの旅のハイライトのひとつであった。
よくアクティブかつ広範囲にサファリ体験したいならば、熱気球で空からのサファリツアーも用意されている。しばし爽快なアフリカの空の旅を味わった後は、着地し後は外でランチタイム。これほどユニークな体験は滅諦に味わえないだろう。

ゲームドライブの最中、目の前を横切るキリンの群れに遭遇。オスの体高は5mを超え、サバンナに自生する木々より高いその優雅な姿には感動を覚える。マサイマラ周辺に生息するキリンはマサイキリンと呼ばれ、網目のような柄が特徴的である。

ビッグファイブのひとつ、ライオンと出会えたならその日のゲームドライブは大成 功といっていいだろう。遭遇困難な動物たちにであえるかどうかは、ひとえにドライバーの視線と動物に対する知識と観察力、そして判断力に負うところが大きい。

陸上動物としてはゾウ、サイに次ぐ 3 番目に大きい動物として知られるのがカバ だ。オスは平均体重 1.5 トンと普通乗用車を軽々と超える重さ。通常は 10 〜 20 頭の群れで生活しているが、乾季には 100 頭以上の群れを形成することもある。

INFORMATION
Mahali Mzuri
・電話番号 | +254 772 870026 ・客室|12室 ・チェックイン|14:00 ・チェックアウト|11:00 ・アクセス|Olare Orok Airstripより車で約30分
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