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サハラ デザート キャンプ

Sahara Desert Camp

旅慣れた男が手配する
LUXURY TENT AT SAHARA DESERT

アフリカ大陸北部に位置し、アメリカ合衆国本土がすっぽりと入る世界最大の砂漠、サハラ砂漠。アラビア語で「何もない」を意味する「サハラ」に由来する、自然が生み出した奇跡のロケーションに佇む、選りすぐりのキャンプをご紹介したい。

サハラ デザート キャンプ| メルズーガ モロッコ

砂漠といえばすぐに連想する「サハラ砂漠」。砂漠としての知名度だけでなく、大きさも亜熱帯砂漠としては世界一だ。そもそも亜熱帯砂漠とは、熱帯地域で暖められた空気が上昇し、雨雲を作り、その雲が大量の雨を降らせ、その後発生した乾燥した空気が流れ込んでできた砂漠を指す。サハラ砂漠は、11もの国にまたがり、アフリカ大陸の約3分の1の面積を占める。全体の8割は岩や土、2割が砂丘で構成されている。多様な生態系を有しており、類まれな自然環境から生まれる絶景のスポットでもある。今回のキャンプがあるメルズーガは、アルジェリア国境に近いモロッコ南東部に位置する村で、北アフリカの土着民族であるベルベル人が多く居住している。ベルベル人は何千年もの間、サハラ砂漠周辺に生きてきた民族で、現在も独自文化を維持し、モロッコ人口の約3割を占める。ヨーロッパへの移住も盛んで、フランスの元サッカー代表選手ジネディーヌ・ジダンもフランスに移住したベルベル人の両親から生まれた。見渡す限り広がる悠久のサハラ砂漠の砂丘が、訪れた者を魅了する。

Desert Luxury Camp

地球の力がたぎる砂漠の中心
無為自然に過ごすひととき

砂漠料理の代表格、絶品のタジン鍋も味わえる。屋外で360度の砂漠景色を眺めつつ、
アフタヌーンティーを楽しむのも趣がある。

恋人や気のおけない仲間と貸し切りたい。
モロッコ名産手織りのラグで装飾された室内。

Itaran Royal Camp

広大無辺な世界
圧倒的な自然を感じたい

サラサラとしたオレンジ色の砂が輝くメルズーガのエルグシェビ砂丘。この砂を求めてハイシーズンには多くの観光客が訪れる人気スポットだ。こちらにイタラン・ロイヤル・キャンプは佇んでいる。キャンプの一押しはラクダと食べる朝食だ。この乾燥地帯に適した愛くるしいラクダのチャーミングポイントである背中のこぶは、実は直射日光から身を守り、また長時間何も食べなくとも平気なように脂肪が溜めるという役割を担っている。朝食を摂るゲストの傍には睫毛の長いつぶらな瞳のラクダが控えており、砂漠ならではの体験だ。

Inara Camp

洗練されたファッショナブルなモロッコ風の家具がゲストを出迎える。このキャンプ自慢の見晴らしのいいテラスから、サハラ砂漠の絶景を眺めながら飲む、ミントティーは格別だ。客室にはプールもついており、日中の暑さを和らげてくれる。砂漠の中にあるにもかかわらず中心地から比較的近いので、別のリゾートに宿泊した際に食事のみで利用するのも一案だ。「わけのわからない言葉を話す人々、野蛮人」を意味する「バルバロイ」を語源に持つベルベル人たち。その名の由来のイメージとは相入れない、親切で人懐っこい彼らのが奏でる伝統楽器を用いた音楽に思わず聞き惚れる。

Marrakech Desert Dome

砂漠の中に突然現れたドーム型のホテル。まるでSF映画のセットのような風貌だが、中身は本格的なホテル仕様となっている。丸い形状で、半分ほどが透明のため全方向に砂漠の絶景が見える。明るく光る満月の夜でも、寝ながら砂漠に輝く満天の星空を楽しむことができ、裸眼で星が見えるほど無数の星が瞬く夜空は砂漠でしかみられない光景だ。

マラケシュ デザート ドーム

またドーム内は完全プライベートで、食事も専属のスタッフがドームまで運んでくれるため、人目を気にすることなく、思い思いの砂漠の滞在をのんびりと過ごすことができる。

SWEET EXPERIENCE

Ride a Camel

天空の星が導く魅惑のアクティビティ
地図すらない漆黒なサハラを歩く

星明かりに照らされて道なき砂漠をゆく。まっさらな砂のキャンパスにラクダの足跡が点々と続き、キャラバンが静寂の中を進んでいく様子は、さながら遊牧民のよう。見渡す限り何もない、夜の砂漠をひたすら歩く。
日中は50度近くまで気温が上がり、冬場の夜間は最低気温がマイナスになる過酷な世界。そんな環境でも、太古の昔から所々に存在するオアシスの周りには約2000種もの植物が生い茂り、様々な動物たちが命を育んでいる。厳しい自然と対峙して逆境に負けず生きる姿に触れると、明日への活力が漲ってくるようだ。

何千年もの時をかけ作り上げられた砂漠にラクダの足跡をつけながら歩けば、世界最大の砂漠を歩いているのだと実感できるだろう。夜明け前や、夕暮れは移りゆく景色が特に美しく、忘れられない感動的な光景を見ることができる。風が吹けば景色が一瞬で変化する砂漠を体感できるラクダ乗りは長い間人気のアクティビティである。そんな長い歴史を持つサハラ砂漠に、ラクダ乗り以外の新しいアクティビティが、最近増えてきている。サハラを訪れる旅人のリクエストに応じて発展した新しい文化の息吹だ。


自然をただ眺めるだけではなく、自ら自然の一部になるような芸術的な遊びや、砂漠の特徴を活かしたスポーツが盛んになってきている。常に形を変え、変化する砂漠のように、時代のニーズに合わせて変化するサハラ砂漠の愉しみ方。サハラ砂漠を全身で感じ、満喫するアクティビティに是非挑戦したい。

Sky Lanthanum

願いが込められた煌きのランタン
広がる夢幻の万華鏡

特製のランタンの蝋燭に火を灯す。手を離せば、中の空気が温められたランタンがゆっくりと宙に浮かび上がり、墨を流したように暗いサハラ砂漠の空に浮かび上がる。サハラ砂漠でランタンの行事がどうして始まったのかは定かではないが、ランタンを飛ばす多くの地域では、ランタンは一年の収穫に感謝するためであったり、その年の安全を祈願するために行われるようになった。年間の平均降水量が日本の10分の1ほどしかないサハラ砂漠。ほとんど雨が降らず、乾燥したこの地域には、気の遠くなるような長い年月をかけ、現在の砂漠が作りあげられた。

乾燥の原因は、強い日差しと思われがちだが、実は砂漠地域に雨をもたらす雲が到達しないからなのだ。熱帯地域で暖められた空気が上昇し、雨を降らせる雨雲を生みだし大量の雨を降らせる。雨が降った後は空気が乾燥し、亜熱帯地域に流れ込む。こうしてできた砂漠を亜熱帯砂漠と呼びサハラ砂漠もその一つだ。そんな過酷な環境だからこそ、生活安泰の願いを込めてランタンを飛ばすようになったのかもしれない。一斉に空に浮かび上がる無数のランタンの光が夜空を埋め尽くす様は、ため息の出る美しさだ。静かな砂漠の夜が明るく彩られ、幸せを祈る人々の願いを天に伝える。この地に訪れられることができたことに感謝し、願いを込めてランタンを飛ばしたい。

Milky Way

刻一刻と表情を変えるサハラ砂漠、
これは精緻なる芸術

情熱的な夕暮れが終わると、そこには静まり返った夜が広がっている。ふと目をあげると飛び込んでくるのは宝石を散らしたような雄大な天の川。昼間の灼熱の太陽とは異なる明るさだ。サハラ砂漠は、地球上でに最も天の川が美しく見える場所だと言われている。実はこの天の川、一年中見えるのだが、周囲の明るさや標高が関係して見えないことも多い。その点、サハラ砂漠は、周囲に他の光源が無く、広範囲にわたり砂漠が広がっているため、一年を通して美しい天の川を鑑賞することができる。天の川の語源は、日本や中国ではこの星に見える光の帯を「川」とみなしたため、天の川と呼び、ギリシャ神話では星全体が白っぽいことから「乳」とみなしたため、欧米ではミルキー・ウェイと呼ばれるようになった。七夕の伝説も伝わるロマンチックなこの景色。織姫と彦星のように永遠に続く愛を誓いたい。

Buggy on the desert

遮るものは何もない
自然のサーキット

砂漠を遊び尽くす方法は、滞在やラクダ乗りだけではない。砂煙を上げながら砂漠を疾走するバギー体験もその一つだ。そもそも「バギー」とは、1960年代にアメリカで、フォルクスワーゲン・ビートルを改造して作られた車両で、砂丘、砂漠、海浜などを走るための特殊自動車を指す。バギーの名称は、ビートルの愛称「バグ」に因んでおり、現在では世界中で愛されるアクティビティだ。砂地にはまり込まないよう車体を徹底的に軽量化、荒れた土地でも走行できる専用の低圧タイヤを装着。スパイ映画さながらに砂漠を颯爽と走り回りたい。

Sand Board

砂浜を駆け下りる
爽快なスリルを味わう

サンドボードも、最近、砂漠で人気のアクティビティだ。サドボードは、板の上に乗って砂丘や砂山の斜面を滑り降りるスポー ツ。サーフィンやスノーボードによく似ており、オーストラリア発祥だ。まるでサーフィンのように滑り降りるが、ここでフィールドになるのは 波や雪ではなく、砂。絹のように滑らかな斜面に勢いよく滑り出せば、まるでサハラ砂漠を吹き抜ける風になったよう。転んでも柔らかな砂が包み込んでくれる。サーフィンやスノーボード経験者なら是非トライしたい。砂漠でしか体験できない、スリル満点の面白さだ。

INFORMATION
Sahara Desert Camp
・電話番号|212 666 367122 ・客室|2室 ・チェックイン|14:00 ・チェックアウト|12:00 ・ アクセス|マラケシュ-メナラ空港より車で約50分
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